組香・聞香



▼組香について
室町時代に始まった組香は香の異同を聞く遊びです。ルールは多数存在しており、代表的な「源氏香」をはじめとして七夕の伝説をテーマにした「七夕香」や「星合香」など、想像する力に富んだものばかりです。日本人の感性が生み出した世界に類のない香りの世界です。

▼源氏香について
幾つかある組香のルールの中でも特に人気が高い源氏香は、五度回される香の同異を聞きあてます。

源氏香の特徴は優美な図形を用いた回答方法にあります。基本となる五本の縦線を右から一之香、二之香……最も左が五之香としますので、同じ香と感じた縦線の上部を結ぶことで五十二通りの図示が可能となります。


五十二という数から源氏五十四帖を連想したのでしょうか。初巻「桐壺」と最終巻「夢浮橋」を除いた物語の「帚木」から「手習」までの五十二帖を各図柄にあてはめたものが源氏香之図です。
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泰平の世と言われた江戸時代には、香道の流派は百を超えていました。伝統ある流派から庶民から興った流派が入り乱れ華々しかったであろう香文化の追憶から、山河流は香そのものを楽しむことに重点を置いた大衆的な源氏香を提案しています。



▼聞香(もんこう)について
香りを聞き、鑑賞するのが聞香です。組香のように香の同異を聞きあてることはしません。心をゆっくりリラックスさせ、香りを自分の内側に取り込み心を遊ばせます。