
【数量限定】TULSI(ホーリーバジル)/ HERBAL INCENSE(薬草香)
独自の調香によって、華々しくも凛とした香りに仕上げました。
トゥルシーは、インド大陸の伝統医学であるアーユルヴェーダでは霊薬とされ、ヒンドゥー教でも重要な役割を担ってきた薬草です。
トゥルシーの有機栽培地:日本
The holy basil was organically grown in Japan.
▼調香・制作ノート
トゥルシーの香りがもたらす体感は渋味と甘味が主で、そこに僅かな酸味が同居しています。
▽割合イメージ
渋味:甘味:酸味=5:4:1
渋味が強いハーブは香りの劣化が早いものが多く、この性質はトゥルシーも顕著でした。良質のトゥルシーを獲得することが重要となりますので、国内外で栽培されているトゥルシーの調査を行いました。
その結果、原産国のひとつであるインドの温暖な環境に近しい場所での生育が重要と分かりました。
国内では宮崎と高知で収穫されたものが特に秀逸でしたので、高知市の有機農家に栽培を依頼しました。栽培はもちろんのこと、収穫から乾燥の工程までも管理された高品質のトゥルシーを使用しています。
芳香成分を抽出したエッセンシャルオイルは利便性が高い反面、空気に触れることで酸化が進みますが、お香には強い保香作用があります。
防腐剤や増粘剤を使用しない山河のお線香は空気に触れることで熟成が促されますので、トゥルシーの加工には打って付けのように思われます。
調香では、渋味を穏やかに差し引きつつ、甘味を補強させることに苦労しました。
在来の甘味を補強するためには安息香が伝統的に使用されますが、これによって重みが付加されるため使用しませんでした。
発想を転換して、酸味を補強することで甘味を立てました。渋味の処理は、甘味を高い調子にすることでその体感が薄れる身体反応を利用しました。
最初に感じとれる甘味に押し寄せるような渋みを設定しています。酸味は土台として、甘渋の波を支えています。
山河の調香では、煙が空気と混ざりあい空間に満ちた時を香りの最高潮に設定しています。
▽調香後の割合イメージ
渋味:甘味:酸味=3:4:3
▼ご購入先&ノートの続き
山河オフィシャルネットショップ
40本入 / 1本の燃焼時間:約25分
防カビ剤を使用していませんので高温多湿を避けてください。
化学糊を使用していませんので強い衝撃を与えないでください。
エッセンシャルオイルを使用していませんので炎が灯ると香りが変わります。
麻炭使用。プラスチック不使用。火の取扱いには十分注意してください。
Made in JAPAN.
▼SPECIAL LINEUP(スペシャルラインナップ)
気になる自然物を題材にするお線香です。知る人ぞ知るものから、現代に脚光を浴びる香料までを幅広く研究します。
▼お線香
お線香は竹軸を必要としないため純粋に香ります。香煙を放つ火種下部は、約100℃を維持して上質に香ります。無炎燃焼する約300℃の火種によって、香り終えた香料は高温焼却されるので雑味を抑えます。
http://sanga-incense.com/?page_id=56#osenkou